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事例から学ぶ:Instagram広告の活用によりFacebook広告の効果頭打ちを打開!

Dec 27, 2019 11:48:06 AM

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Webマーケティングの手法が多様化する昨今、従来のリスティング広告に加えてSNS広告の運用を開始するBtoB企業が増加しています。そんな中、SNS広告を運用する一部の企業からは、「Facebook広告の効果が頭打ちになりつつある…」という声も聞こえてきています。

そこで本記事では、Instagram広告の活用により、Facebook広告の効果の停滞状況を打破した、IT企業A社(以下、A社)の事例を紹介します。

 

目次

 

【概要】Facebook広告の効果が停滞。リード獲得数の増加を目指して、ほかのSNS広告を検討

 

A社は、BtoB企業向けにSaaS事業(クラウドで利用できるアプリケーションサービス)を展開しているIT企業です。2017年より、リード獲得を目的とし、Facebook広告をスタートしました。

その後、2018年から予算を増額。しばらくの間は、費用の増加に比例してリード獲得数も増加していました。しかし、予算の増額から半年後あたりから同じユーザに同じ広告が繰り返し表示され、設定ターゲットに対するリーチ数が頭打ちになってきました。

そこで、Facebook広告以外の流入経路(チャネル)を増やすために、LINEやTwitterなど、ほかのSNS広告の活用を検討。それぞれのSNS広告の特性について分析した結果、Instagramに取り組むことを決定しました。

Instagramは、2012年にFacebookに買収され、現在はFacebookの傘下となっています。そのため、Facebookの広告アカウントとFacebookページがあれば、Instagramの広告アカウントがなくても、Facebookの情報を利用して、Instagramに広告を出稿することが可能です。

以前からFacebook広告を利用していたA社にとって、Facebook広告特有の細かいターゲティングをそのまま利用できることは非常に魅力的でした。

 

【施策】Instagram広告でも、Facebook広告並みのリード数を獲得!

 

A社ではまず、Facebook広告と同じクリエイティブを利用して、Facebook広告とInstagram広告のニュースフィード(※1)にそれぞれ広告を出稿し、効果検証を行いました。

 

■ニュースフィード広告での検証結果

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※情報保護の観点から数値は類似値にしています。

※図表内の黄色は特筆すべき値を示しています。

 

ニュースフィード広告での検証結果から、Instagram広告でもコンバージョン(以下、CV)獲得が見込めることがわかり、Facebook広告、Instagram広告ともに、メインの施策としてはニュースフィード広告を利用していくことにしました。

また、広告効果をさらに拡大していくための施策として、ニュースフィード広告で利用したデザインとは別のクリエイティブを新たに用意し、ストーリーズ(※2)への出稿も実施することにしました。

■ストーリーズ広告での検証結果

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※情報保護の観点から数値は類似値にしています。

※図表内の黄色は特筆すべき値を示しています。


ストーリーズ広告での検証結果からも、Instagram広告でもFacebook広告と遜色ないレベルでリード獲得が見込めることがわかりました。

 

(※1)ニュースフィードとは、一定の枠の中に画像が表示され(フルスクリーンではない)、削除しない場合にはアカウントのプロフィールにその画像が残るというものです。写真や文字を使うことで、企業や商品イメージをストレートに伝えられます。

(※2)ストーリーズでは、縦長のフルスクリーンに、動画や画像が表示できます。没入感が高く、臨場感のある映像を通して、ユーザに訴求力の高い広告が配信できます。

 

事例から学ぶ!リード獲得数を増やすために押さえておきたいポイント

 

リード獲得につなげるためのポイントとしては、次の2つが挙げられます。


1.ライトコンバージョンへの誘導


ターゲットの母数が少ない傾向にあるBtoBでは、お問い合わせなどアクションのハードルが高いCVポイントだけでは、期待するリード獲得数が見込めない可能性があります。そこで、自社製品への興味関心が顕在化していない層を対象としたライトコンバージョンへ誘導するといった工夫が必要になります。この事例では、ホワイトペーパーダウンロードへ誘導することで、より多くのリード獲得につなげることができました。


2.フォームのあるページに直接誘導


CVRを高める上で、フォームまでの導線設計は非常に重要なポイントになります。離脱要因となり得る不要なステップを可能な限り減らすための工夫としては、直接フォームへ誘導したり、LPの中にフォームを挿入するなどの方法があります。この事例では、資料ダウンロードのフォームへ直接誘導することにより、離脱を防ぎリード数増加に結び付けることができました。

 

まとめ

 

Facebook広告の効果に限界を感じ始めたら、この事例のようにInstagram広告を併用することもおすすめです。Facebook広告とInstagram広告は、連動させて利用することで相乗効果が生まれ、より多くのリード獲得が可能となります。

 

しかし、自社だけで効果を出せるか心配だという方もいらっしゃるでしょう。その場合には、15年にわたり300社以上の実績を持つ、メディックスにお任せください。

これからInstagram広告などのSNS広告に取り組んでみたい方も、すでにFacebook広告やInstagram広告を利用しているが、いまいち効果を感じていないという方も、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

Tag: SNS広告


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メディックスBtoBマーケティング編集部

デジタルマーケティングの基本的な考え方や最新情報、実践的なノウハウを探している、BtoBマーケティング担当者向けに、日々のマーケティング業務のプラスになるお役立ち情報を厳選して発信しています。

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