「コストを抑えるために、広告代理店に頼らず、運用型広告を自社で回しているが、効果が出ない…」
「日々の入札調整や広告文の変更まで手が回らず、『ただ配信するだけ』になってしまっている…」
未だ「少数精鋭」でマーケティングを動かしているBtoB企業のマーケティング担当者の中には、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
メディックスでは、このような悩みを持つBtoBマーケティング担当者の方々から実際にお話しを伺い、ご支援する中で、共通の失敗パターンを見つけました。そこで本記事は、インハウスでの広告運用で失敗しがちな3つの例を踏まえて、インハウスでの広告運用でも効果を出すための方法を紹介します。
目次
インハウスでの広告運用で、失敗しがちな3つの例
まずは、インハウスでの広告運用をすることで、よく陥りがちな3つの失敗例を紹介します。
1.運用型広告の強みを活かしきれていない
運用型広告の強みは、「配信データを基に、タイムリーに設定内容を変更できること」にあります。広告のクリック率やコンバージョン率などの数値を見ることができるため、推測ではない明確な判断を基に、効果的なPDCAを回すことができるのです。
しかし、効果的なPDCAを回すためには、「数値を基に、どれだけ深く分析することができるか?」という点が重要になります。入札調整や広告文の追加に時間はかかりませんが、分析には、どうしても時間がかかります。また、オフラインもオンラインも管理しているBtoBマーケティング担当者にとって、定期的に分析をする時間は、なかなか確保できません。そのため、結果的に入札調整などの簡単に取り掛かれる作業しかできず、PDCAがうまく回らないという事態に陥ります。
2.属人的になってしまっている
インハウスで運用型広告を回すにあたって、デジタルマーケティングの経験豊富な人材を採用し、リソースを確保する企業も多いです。
しかし、もしも、その担当者が辞めてしまったらどうでしょうか?途端に経験のない担当者が、運用型広告の管理をせざるを得ない状況になります。知見やノウハウをナレッジツールにまとめていても、日々、複雑化しているデジタルマーケティングの世界に慣れるまでには時間がかかり、結果的に手が回らなくなってしまう傾向にあります。
3.最新の動向に追いつけない
デジタルマーケティングの世界は非常に移り変わりが早く、1ヵ月の間に多数の新しいプロダクトやターゲティング手法が生まれます。その中には、BtoBのデジタルマーケティングにおいて効果的な事例が眠っているかもしれません。
しかし、日々の業務に追われる中で、最新情報を外部メディアなどから収集するには限度があります。その結果、競合他社で結果の出ているマーケティング施策が実施できておらず、顧客が取られてしまっている…ということにもなりかねません。
インハウスでの広告運用でも、効果的な運用を実現するためのヒント
インハウスでの広告運用のデメリットは重々承知しているけれど、「せっかく経験者が在籍している(採用できた)ので、自社で運用したい」「広告代理店に任せるだけの広告予算を十分に用意できない…」という企業もいるでしょう。そこで、インハウスでの広告運用でも、成果を出すためのヒントを紹介します。
外部ツールの活用
Google広告やYahoo!広告では、「自動入札機能」を活用することができ、様々な広告プラットフォームにおいて機械学習による自動化が進んでいます。ただし、自動化が進んでいると言っても、レポート作成やキーワードの追加除外、広告文の作成は、人間の手で行わなければなりません。
そこで、BtoBマーケティング担当者の悩みを解決する「広告運用自動化ツール」を活用してみましょう。ボタンをワンクリックするだけで、多くの媒体の数値をまとめたレポートが作成できたり、キーワードや広告文の自動生成ができるなど、どうしても手がかかっていた作業を効率化させることにより、分析や効果改善に時間を割けるようにするためのツールが多く生まれています。
分析やコンサルティング領域のみをアウトソーシング
広告代理店に運用を任せることで発生するコストは、「広告代理店の運用工数費」です。通常、配信費用の内の20%分の費用が配信費用に上乗せされます。
しかし、「運用」ではなく、「分析」や「コンサルティング」領域のみを広告代理店やコンサルティング会社に依頼するという手もあります。メディックスでは、BtoBデジタルマーケティングで培ってきた経験を基に「分析」のみを行うことも可能です(※)。
(※)Google広告やYahoo!広告の管理画面をご共有いただけることが前提となります。
まとめ
セミナーや展示会の企画設営だけでなく、オウンドメディアや運用型広告の管理まで見ないといけないため、全く手が回っていない…そんなBtoB企業のマーケティング担当者は多数いるでしょう。
このような状態では、最新のデジタルマーケティングの情報を追えなかったり、運用型広告の強みを活かしきれなかったり、結果的にビジネスチャンスを逃してしまう恐れもあります。
メディックスでは、リスティング広告やSNS広告の運用代行はもちろんのこと、分析・コンサルティング領域のみを行うことも可能です。また、広告だけではなく、Webサイトの制作や解析、MAの運用代行までサポートすることができます。ぜひ、お気軽にご相談ください。