どのWeb広告が有効な商談獲得につながっているか、データ上で不明瞭だった
「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」をビジョンに掲げ、2020年にはデザインカンパニーとして国内初の上場も果たしたグッドパッチ。UI/UXデザインの強みを生かして事業やプロダクト、組織づくりまで幅広い課題解決に貢献しています。
しかし近年、デザイン経営への注目度が高まるにつれ、競争環境が激化。業績も伸び悩み始めたと執行役員の大山 翼氏は話します。
「以前はインバウンドで十分な量のプロジェクトを獲得できていましたが、徐々に鈍化してきました。Web広告も展開していましたが、目標としていた有効リード数・有効商談数になかなか届かず、広告の投資判断がしにくい状況でした」(大山氏)
投資判断がしにくい最大の要因は、商談データ(Salesforce)とWeb広告(リスティング広告/Facebook広告)が連携していないことにありました。マーケティング施策に携わる角野 敦史氏は次のように当時を振り返ります。
「どの訴求が有効リード・有効商談の獲得に貢献したのか、データで分析することができないことから、PDCAもうまく回らず、計画的な広告展開ができないのが大きな悩みでした。一方で、BtoBマーケティングは専門的な知見やスキルが必要ですから、専任の人材を育成していくのも時間がかかります。迅速に対応するため、信頼できるパートナーにおまかせしたいと考えました」(角野氏)