VOICEメディックスがマーケティング支援した
クライアント様から頂いた声

「オンラインイベント集客の成功を起点に、デジタル運用代理店をメディックスに一本化。BtoB知見を活かし、HENNGEのデジタルマーケティング戦略を支える『伴走者』へ 」

HENNGE株式会社 様

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SaaSビジネスにおいて、デジタルマーケティングは単なる集客手段にとどまりません。顧客獲得から育成、そしてLTV(顧客生涯価値)の最大化までを一貫して担う、事業成長の基盤となっています。

そして、多くのSaaS企業が共通して抱えるのが、「いかに効率よく、質の高いリードを獲得し、収益につなげるか」という課題です。イベントマーケティングを主軸としていたHENNGE株式会社も、さらなる事業成長のためにデジタルマーケティング強化の必要性を感じていました。そこで、Microsoft広告の出稿をきっかけに、BtoBに強みを持つメディックスと協業して新たな一歩を踏み出すことに。

オンラインイベントの集客施策としてデジタル広告を運用したところ、目標を大きく上回る約1.3倍の集客に成功。卓越したスピード感と豊富な知見に裏打ちされた成果を経て、リスティング広告の運用代理店をメディックスに一本化するに至っています。
今回は、そんなHENNGE株式会社の事例を紹介します。

イベント主軸から、デジタル施策でリーチ層を広げる新たなチャネルを確立

3000社超の企業へクラウドセキュリティサービス「HENNGE One」を提供しているHENNGE株式会社。「変化(HENNKA)」と「チャレンジ(CHALLENGE)」をかけ合わせた社名が示す通り、「テクノロジーの解放で、世界を変えていく。」をビジョンに掲げ、セキュリティ課題の解決に取り組んでいます。

同社はこれまで、年間280件以上のイベントを実施するなど、イベントマーケティングを中心とした顧客獲得に注力してきました。しかし一方で、それだけではリーチできない顧客層の存在も認識しており、近年はデジタル領域での集客にも取り組む必要性が高まっていた、とデジタルマーケティング担当の池下 菜都美氏は振り返ります。


「デジタルマーケティング強化の一環として、『Microsoft広告も実施したい』という声が上がりましたが、それまでリスティング広告を依頼していた代理店はMicrosoft広告を取り扱っていませんでした。そこで、Microsoft社とメディックスさんが共同開催していたMicrosoft広告のセミナーに参加し、私たちからメディックスさんにお声がけさせていただいたのです」(池下氏)

これまでもデジタル広告の出稿経験はあったものの、2025年3月に実施した大規模な動画配信イベント「HENNGE ROCKET PITCH 2025」で、初めて大規模な予算をかけたWeb集客に挑戦することに。 

当時のメディックスとのやり取りについて、池下氏は次のように振り返ります。

「初めは、広告単価の相場感や効果的なクリエイティブの方向性も分かりませんでした。そのため、配信後1〜2週間ごとにメディックスさんと打ち合わせを重ね、PDCAを迅速に回しました。配信開始当初はわずか数種類のクリエイティブしかありませんでしたが、改善を重ねる中で『刺さるクリエイティブ』を発見。それを軸に展開していくなど、運用の精度をじわじわと高めていったのです」(池下氏)

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オンラインイベントで成果を達成し、デジタル運用を一本化へ

デジタル施策を本格的に推進する中で、メディックスのスピード感に驚かされたと池下氏は語ります。

「まず驚かされたのは、その圧倒的なスピード感と、BtoBやSaaS企業支援における豊富な知見です。一般的な代理店であれば『配信して1か月後に報告』という流れも珍しくない中、メディックスさんは1週間単位で成果を共有し、即座に改善策を提案。素早く的確な対応が続いたことで、社内からも信頼が集まりました」(池下氏)

「また、メディックスさんは特にセキュリティ商材を含む幅広い業界での広告運用実績があります。当社が提供する『HENNGE One』の特性を踏まえつつ、同業界での成功パターンを参考にしたターゲティング設計や配信戦略を提案してくれる点も心強かったです」(池下氏)

動画配信イベント「HENNGE ROCKET PITCH 2025」では、当初想定していた300件の獲得目標を大きく上回り、最終的に400件超のリードを獲得。目標の1.3倍という成果を記録しました。この成功をきっかけに、HENNGEはリスティング広告を含む代理店業務の主要なパートナーとして、メディックスとの関係をより強固なものとしました。     

「『HENNGE One』の売り上げ目標の拡大に合わせ、幅広い媒体での運用実績を持つメディックスさんに依頼したいという思いがありました。代理店を一本化した方がスムーズに施策を進められるという実務上のメリットも、理由の一つです」(池下氏)

現在オンライン施策を通じて獲得した顧客の新規率は、80〜90%。これまでオフラインイベント中心では接点を持てなかった層、特に北海道や沖縄といった地方に拠点を持つ顧客や小規模イベントではリーチできないターゲットにアプローチできるようになったと言います。

また、オンライン集客が安定して成果を出すようになったことで、社内のデジタルマーケティングに対する認識も変化しました。イベント集客において「SNS広告を活用する」という選択肢が当たり前になり、戦略の幅も広がったのです。

来期以降の目標について、池下氏は次のように力説します。

「HENNGEにとって今期は『チャレンジ期』。Meta広告を中心に、とにかくトライしながら成果を積み重ねてきましたが、来期以降はより戦略的なデジタル施策の展開を見据えています。具体的には、X(旧Twitter)やLinkedInといった新たな媒体への出稿、そしてリード単価だけでなく『質の高いリードをいかに効率よく獲得できるか』というデータドリブンな分析を強化していくつもりです」(池下氏)

 

国内パートナー連携強化、そして海外へ。メディックスはBtoB戦略の『伴走者』に

デジタル領域の強化と並行して、HENNGEは今、海外戦略にも着手しています。2025年4月には、米国法人「HENNGE Inc.」を設立。現地チームと連携しながら、米国市場でのローカライズを進めています。

最後に、HENNGEの今後の展望について、Marketing Section Managerの川田 篤志 氏に伺いました。


「アジアも次のターゲットとして視野に入れており、インドネシアやベトナムといった市場で現地メディアとの協力体制を築きつつ、徐々に展開を広げていく計画です。現状は立ち上げ期にあり、模索を続けながら最適な戦略を探っている段階ですね」(川田氏)

続けて国内市場においては、生成AIを活用したデータドリブンなマーケティング施策を推進していきたいと川田氏は語ります。

「今後は、生成AIによる効率化とデータドリブンのアプローチを組み合わせ、一方で、当社のお客様やパートナー様との直接的な対話を通じて得られる定性的な情報を掛け合わせることで、企業の課題に寄り添ったマーケティングを実現していきたいと考えています。
HENNGEにおけるBtoBマーケティングは、この二つのアプローチを融合させることで、単なる製品・サービスの提供に留まらず、お客様企業のビジネス成長や課題解決に貢献することを目指しております。」(川田氏)
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そのためにも、デジタルマーケティングの拡大は欠かせません。しかし現状、デジタル施策の専任担当者は池下氏のみ。

この現状について、「日々の広告運用、分析、社内調整を一手に担う状況は大きな負担であり、戦略立案から実行までをスピーディに行うには限界がある」と池下氏は明かします。

「だからこそ、メディックスさんのように豊富な知見を持つ外部パートナーの存在は非常にありがたいです。メディックスさんと協業する最大のメリットは、単発的な広告運用にとどまらず、イベント予定を先読みして施策を提案するなど、マーケティング全体を俯瞰してアプローチしていただけること。メディックスさんにはデジタル領域のナレッジを活かし、BtoBマーケティングに深く関わる『伴走者』としての役割を担っていただきたいですね」(池下氏)
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「たとえば、ブログ記事制作やオウンドメディアの運営、SEO分析を通じたサイト全体のコンバージョン率改善及び広告投資効果の最大化。また、中長期的な視点での媒体選定や施策立案といったプロモーション戦略の設計。さらに海外事業のサポートやパートナーマーケティング推進など、事業拡大のフェーズに合わせた、より広範な領域で協働していきたい。当社の成長を支えてくれる欠かせないパートナーとして、メディックスさんの力をお借りしていきたいと思っています」(池下氏)

 

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