VOICEメディックスがマーケティング支援した
クライアント様から頂いた声

「単一商材での成果が信頼に。複数商材の横断支援で事業全体の最適化を実現 」

株式会社PFU 様

article_mv_PFU
複数商材を展開しているBtoB企業の場合、商材ごとや部署ごとに異なる代理店とやり取りするケースも多々あるでしょう。

そのようなケースでは、コミュニケーションコストがかさむだけでなく、マーケティング施策が商材ごとの個別最適にとどまり、部署横断や全社的な最適化につなげにくくなるといった懸念があります。

過去20年間で、BtoB企業支援実績が450社を超えるメディックスは、デジタルマーケティングの総合的知識を持つプロフェッショナルとして、こうした課題にも伴走支援してきました。本記事では、世界トップシェアのイメージスキャナーなどICTに関する製品・サービスをトータルに提供している株式会社PFUの事例を紹介します。

デジタルマーケティングの総合的な支援力とグループ会社での高い評価が選定の決め手

 

株式会社PFU(以下、同社)は、1960年の創業以来、コンピューターの専門メーカーとしてICT環境の提供を通じ社会の発展に貢献してきました。石川県に本社、神奈川県に横浜本社を構え、国内約100拠点、国内外グループ14社の体制でグローバルにビジネスを展開しています。

現在は、コンピューター開発で培った技術を基に、イメージスキャナーを始めとするドキュメントソリューションや、安心・安全で快適な業務を実現するITシステムの構築・運用・保守サービスをトータルに提供しています。

中でも業務用イメージスキャナーのfi(エフアイ)シリーズは世界シェアNo.1(※)。さまざまな業務シーンで発生する紙文書をすばやく正確に電子化することで、幅広い企業のワークフローのペーパーレス化に貢献してきました。

※ドキュメントスキャナーを対象とする。日本・北米はKEYPOINT INTELLIGENCE社 (InfoTrends)により集計(2024年実績)。ドキュメントスキャナー集計よりMobile/Microを除く 6セグメントの合計マーケットシェア(主に8ppm以上のドキュメントスキャナー全体)欧州はinfoSource社(2024年実績)の集計に基づく、西欧地区(トルコとギリシャを含む)におけるシェア。


その営業活動について、ドキュメントソリューションの販売推進を担当するドキュメントイメージング事業本部 販売推進統括部 ビジネスプロダクト販売推進部 fi/DynaEyeプロモーション課の基村佳奈氏は、次のように説明します。

「従来は、パートナーの販売会社を通じてお客様にお届けする営業活動が基本でした。ただ、中小規模の企業様などを獲得するにあたり、従来の営業活動だけでは対応しきれないケースも多かったので、近年はデジタルマーケティングの活用も進めてきました」(基村氏)

ところが、そうしたデジタルマーケティング施策のひとつとしてスタートしたリスティング広告では、想定していたようなコンバージョン数が得られず、リード獲得につながっていない状況でした。そのうえ、支援を依頼した広告代理店と十分な連携がとれず、改善が進まない点も課題となっていました。

そこで別の代理店を探すためコンペを実施。参加した複数社の中から選ばれたのがメディックスでした。

「メディックスさんは、広告運用だけでなく戦略立案からコンテンツの制作、集客、解析・分析、MA活用までデジタルマーケティング活動を幅広く総合的に支援いただける点が魅力でした企業規模が大きく、そうした支援に十分なリソースが整っているというのも安心できたポイントです。加えて、BtoBの支援実績の豊富さも決め手のひとつとなりました。弊社は現在リコーグループですが、当時、別の会社が親会社であり、そのグループ会社の中でもメディックスさんとお取引の実績がありました。その際の評価が非常に高かったと聞いています。どんな案件でもきっちりと迅速かつ柔軟に対応するという評判もあり、ご依頼することになりました」(基村氏)

pfu_2

適切な施策設計と高速PDCAで、お問い合わせ数1.8倍を実現

 

実際にメディックスがfiシリーズのマーケティング支援を始めたのは2021年のことで、ビジネスの状況を理解したうえで実施した広告運用で、徐々に成果が出始めました。

「fiシリーズは業務用イメージスキャナーとしてグローバルでトップシェアであることに加え、国内においても70%超え(2025年7月現在)と高いシェアをいただいていますが、それは既存パートナーの販売網に支えられたもので、製品名の認知度自体はそこまで高くありませんでした。そのため、指名検索からリード獲得ができていない点が課題だったのですが、メディックスさんの支援を受けてから改善しました」(基村氏)

メディックスはプロダクトの戦略やターゲットの設定など、マーケティングの上流を精緻に把握した上でメディア選定と実運用をスタート。具体的には、リスティング広告のみならず、ディスプレイ広告やメディアへの広告出稿、認知動画施策なども行いました。その上で、高速なPDCAを継続したことで成果につながったと基村氏は分析します。

「そうしたメディックスさんの支援を受けてから、指名検索からのコンバージョンがコンスタントに獲得できるようになり、“勝ちパターン”のひとつになりました。問い合わせの内容もスキャナーデモ機貸し出しの要望が多いなど、すぐにインサイドセールスにトスできるような商談化に近いリードが獲得できています。2023年度・2024年度で問い合わせ数を比較すると、同額程度の予算の中で、約1.8倍の件数増加と、着実に成果につながっている状況です。メディックスさんは定期ミーティングでしっかりと振り返りを行い、細かい内容でもきっちり改善提案をしてくれますので、次のアクションが明確で、施策への反映もスピーディです。こうしたPDCAの積み重ねで成果が得られたと思っています」(基村氏)

前代理店で課題であったコミュニケーションが改善されたことで、マーケティング活動はさらに充実していきます。

「担当してくれるアカウントプランナーさんとのコミュニケーションが非常に円滑なので、『困ったことをご相談すれば何かしらご提案いただける』という信頼感があります。目標未達見込みのご相談をしたときは、商材を深く理解した改善案をすぐに提示してくれました。かなり漠然とした内容を投げかけることも多いのですが、『なぜこんなに早く的確なのか』と感じるほどすぐにご提案込みのレスポンスがもらえるので、非常に助かっています」(基村氏)

 

pfu_3

 

個別最適から全体最適へ。高い成果が他商材の支援も仰ぐきっかけに

 

その時々の課題や悩みを相談すると、常に期待に応える対応をしてくれる、という信頼感が醸成されたことで、自ずとリスティング広告以外の依頼も増えていきました。

リスティング広告のみならず、ディスプレイ広告やメディアへの広告出稿、認知動画施策など、一連の取り組みも成果につながったことで、同社は、高精度な文字認識を実現するAI-OCRソフトウェア「DynaEye(ダイナアイ)」のデジタルマーケティングもメディックスに依頼することを決めました。fiシリーズの支援を始めてから1年後のことでした。

「DynaEyeは、別代理店の支援を仰いでいたものの、十分な成果は出ていない状況でした。代理店の切り替えも検討する中で、メディックスさんの支援によって、fiシリーズのデジタルマーケティングは“勝ちパターン”が構築されてきたため、同じドキュメントソリューションであるDynaEyeにも横展開しようと考えました。DynaEyeはもともとfiシリーズとも親和性の高い商材ですので、施策を横展開することで、相乗効果を期待できるのでは、と考えていました。加えて、fiシリーズの支援を通じて弊社の強みを理解しているメディックスさんに依頼したら、最適なご提案をいただけると思ったのも、ご依頼に至った理由です」(基村氏)

fiシリーズもDynaEyeも同じ部署で販売推進をすることになったため、メディックスから一括支援を受けるほうが、コミュニケーションコストの最適化も期待できたと基村氏は話します。

今年(2025年)からは、企業のあらゆるドキュメントと業務プロセスを統合管理し、業務自動化やDX実現の基盤となるDocuWareのマーケティング支援もメディックスさんにご依頼しています。DocuWareも、また別の代理店に依頼していたのですが、やはりコミュニケーションと成果の面が課題となっていたため、メディックスさんに切り替えました」(基村氏)

fiシリーズ、DynaEye、DocuWareはドキュメントソリューションの製品群としても一貫性があります。書類をfiシリーズでスキャンし、DynaEyeのOCRでデータ化してDocuWareで統合管理することで、DXの推進とともにAI時代に欠かせないデータマネジメントの基盤にもなるからです。企業の幅広い課題を解決するドキュメントソリューションとして、マーケティング施策の統一性をもたせる必要があることは言うまでもなく、基村氏は部署横断でマーケティング施策を最適化する役割を担うにあたり、その支援をメディックスに期待していると語ります。

「弊社の商材だけではなく、KPIやその背景もご理解いただいているので、数値目標の達成のみにとどまらず、将来的な施策の展開も併せたご提案がいただけるのがメディックスさんにご依頼する大きなメリットです。私自身、成果はもちろん、レスポンスの早さと的確さにはかなりやりやすさを感じていることもあり、絶大な信頼を寄せています。広告の運用に限らず、広告を起点として、効果を最大化するために必要な、サイト制作やホワイトペーパー、オウンドメディアの記事などコンテンツの制作まで幅広くご依頼できるのはとてもありがたいですね」(基村氏)

業務効率化と柔軟な働き方、コスト削減を実現する「ドキュメント業務デジタル化サービス」を展開するなど、時代のニーズに合わせたICT製品・サービスを次々に展開する同社。「生成AIの普及でWeb検索が減る中で、AI関連の最新情報や検索広告の効果最大化のご提案など、これからもメディックスさんに期待することはたくさんあります」と語る基村氏は、最後にこうコメントしてくれました。

「デジタルマーケティングはめまぐるしくトレンドが変わりますが、豊富な知識と経験を持つプロフェッショナルがしっかり伴走しながら提案してくれますし、広告運用はもちろんコンテンツ制作まで丸ごとお任せできますので、『何から始めたらいいかわからない』と迷っている方にはぜひメディックスさんをおすすめしたいですね」(基村氏)

一覧に戻る