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BtoB向けeBook制作のポイントを解説!ホワイトペーパーとの違いや使い分け方も

Nov 11, 2021 5:00:00 PM

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「eBookってホワイトペーパーと、どう違うの?」
「eBookの活用の仕方がわからない」
このような悩みを抱えたBtoBマーケティング担当者はいないでしょうか?

ホワイトペーパーと同様に、リード獲得の手段の1つとされるeBookですが、両者に明確な違いがあるのか、わからずにいる人が多いようです。自社のダウンロード用資料をどちらで作ればいいのかわからないまま、手が止まっていては、見込み客を獲得する機会を逃してしまいます。

そこで本記事では、eBookとホワイトペーパーの違いを解説した上で、eBook制作時のポイント、効果的な活用方法などを紹介します。

 

目次

 

eBookとは

 

eBookとは、コンテンツマーケティングで活用される、見込み客を獲得するために用いられるコンテンツの1つです。

eBookでリードを獲得するときには、見込み客が知りたいと考えている情報を、専門的にまとめたノウハウ集などをeBookとして作成し、オウンドメディアやコーポレートサイトから無料でダウンロードできるようにしておきます。見込み客に、専門性の高いノウハウを提供することと引き換えに、ダウンロード時に入力される企業名やメールアドレスなどを集める仕組みです。

個人情報を提供してまで情報を欲する見込み客は、一定の興味・関心が高いと考えられることから、良質なリードを獲得できるのがeBookのメリットです。

 

eBookとホワイトペーパーの違い

 

資料をダウンロードしてもらい、リードを獲得する手法というと、ホワイトペーパーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

eBookとホワイトペーパーは、コンテンツマーケティングの運用においては特に決まった定義がないため、同じ文脈で使われることもあります。下記にリンクを記載しているメディックスの記事「BtoBに欠かせない!ホワイトペーパー制作のポイントと、コンテンツの種類6選」においても、同じ文脈で使用しています。

一方、図のように異なるコンテンツとして運用するマーケターもいます。

 

  内容 特長 取引形態
eBook

ノウハウ集

写真やイラストが多い

BtoC
BtoB

ホワイトペーパー

資料集

データやグラフが多い

BtoB

 

本記事では、図の内容に従い、eBookとホワイトペーパーを「別のもの」と分類した際の、運用方法について解説します。

 

BtoBにおけるeBook制作時のポイント

 

BtoBの場合、写真やイラストを多用するeBookより、データ、グラフを用いるホワイトペーパーのほうが好ましいとされるのが一般的です。BtoBでは、社内稟議に通す必要があることから、見た目の華やかさよりも、データを用いて数値的な納得感を与えるほうがよいとされるためです。

ただし、商材によっては、写真やイラストを多用したeBookのほうが、わかりやすくなる場合があります。「商材イメージが具体的に思い浮かべられない」「文章では理解が難しい」など、商材の内容や特長を詳しく把握できなければ、稟議がうまく回らなくなってしまうためです。

そのような懸念がある場合は、BtoBの商材であっても、ホワイトペーパーよりもeBookを作成したほうが、納得感を得た上で、稟議をポジティブに回せる可能性が高まります。

 

BtoBにおけるeBookとホワイトペーパーの使い分け方

 

eBookは、写真や図を活用し、「専門性の高いノウハウ集」として戦略的に配信することで、見込み客のニーズ顕在度を高めることが可能です。ここでは具体的に、eBookとホワイトペーパーを使い分けて、見込み客をナーチャリングする方法を紹介します。

 

ステップ1.ホワイトペーパーで、課題に気づいてもらう

 

まだニーズが顕在化していない見込み客に対しては、まずは、業界動向や市場分析結果など、顧客の興味関心を引くホワイトペーパーを提供し、自社が抱える課題に気づいてもらいましょう。データやグラフなどを用いて作成されたホワイトペーパーは、自社の専門性の高さを見込み客に印象づけるのにも役立ちます。

 

ステップ2.eBookで、ニーズ顕在度を高める

 

ホワイトペーパーでニーズが顕在化した見込み客に対し、「○○運用成功の秘策」「○○を始る際に抑えておくべき点」などを、写真や図を用いて解説した専門性の高いノウハウ系eBookを提供し、ニーズ顕在度をさらに高めていきましょう。

このように、見込み客に送るコンテンツを、ホワイトペーパーからeBookへと段階的に分けるのも、戦略として有効です。

 

eBookもホワイトペーパーも、常に刷新し続けることが必要

 

eBookもホワイトペーパーも、制作・公開して終わりではなく、ノウハウや業界動向に変化があれば、その都度、内容を見直し、作り直す必要があります。

制作してから何年にもなるeBookやホワイトペーパーを、そのままの状態で提供している企業は少なくありません。しかし、自社のデータが古くなっていると、他社と比較検討しようとする見込み客に、誤った情報を与えることになりかねません。場合によっては、他社の製品やサービスよりも見劣りし、候補から外されてしまう可能性があります。

また、業界の最新情報とうたいながら、データが何年も前のものであれば、eBookやホワイトペーパー自体の価値がなく、企業としての信頼性までもが損なわれてしまいます。

eBookやホワイトペーパーは、デジタルデータで作成されているため、アップデートが容易なことがメリットです。常に、見込み客に役立つ最新の情報を提供するよう心掛けましょう。

 

まとめ

 

ホワイトペーパーと同義とされることも多いeBookですが、データやグラフを中心とした調査報告などを、ホワイトペーパー。写真やイラストで読者にノウハウを届けるものをeBook。というように、別のものとして扱われるケースもあります。

BtoBにおいては、操作性や仕組みが難しい商材の場合、視覚的に深い理解が得られる専門性の高いノウハウ集としてeBookを活用すると、稟議に回った際に評価を得られる可能性が高まることがあります。

また、eBookやホワイトペーパーを定義分けして活用する際には、顧客ニーズの顕在度に応じ、適切に提供することが必要です。

メディックスでは、カスタマージャーニーマップと呼ばれる、顧客が商品・サービスとのかかわりのなかでたどる、一連のプロセスを視覚化するサービスを実施しています。そのカスタマージャーニーマップをもとに、顧客が、どのタイミングで、どのようなコンテンツに触れるか、を明確化し、本記事でも紹介したような、顧客ニーズの顕在度に応じた資料制作も実施しています。

なお、メディックスは制作の専門部隊を社内に有しているため、eBookやホワイトペーパーだけではなく、広告の流入先となるランディングページやWebサイトなどの制作にも対応いたします。

コンテンツ制作にお困りの方、または、制作したものの、成果がなかなかでない。とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

Tag: BtoBマーケティング


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メディックスBtoBマーケティング編集部

デジタルマーケティングの基本的な考え方や最新情報、実践的なノウハウを探している、BtoBマーケティング担当者向けに、日々のマーケティング業務のプラスになるお役立ち情報を厳選して発信しています。

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