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IPアドレスターゲティングのメリットは?BtoBマーケティングの活用例も紹介

Aug 26, 2021 5:00:00 PM
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「IPアドレスは、BtoBマーケティングに活用できるの?」
「IPアドレスでターゲティングしたいけれど、方法がわからない」
このような悩みを抱えるBtoBマーケティング担当者は少なくありません。

マーケティングにおいては、ターゲットを絞り込むことで効果的なアプローチが実現します。Cookieの規制が厳しくなりつつある今、IPアドレスは有力な代替案となり得ます。

本記事では、IPアドレスとは何なのか?を解説した上で、IPアドレスを活用してターゲティングを行うメリットやその方法を紹介します。

 

目次

 

IPアドレスとは

 

IPとは、Internet Protocol(インターネットプロトコル)の頭文字を取った言葉です。インターネットに接続する端末(パソコンやスマホ、タブレット)に個別に割り当てられる住所のような存在であることから、IPアドレスと呼ばれます。

IPアドレスには、「動的IPアドレス」と「固定IPアドレス」があります。IPアドレスは、接続するISP(インターネットサービスプロバイダ−)が割り当てますが、動的アドレスは、ISPが保持しているIPアドレスのうち、接続に利用されていないものが順次割り当てられるため、接続するたびに変わるのが特長です。そのため、誰が、どのIPアドレスを、つかっているのかはわかりません。

一方、固定IPアドレスは、回線を切断して再接続しても、常に同じIPアドレスが割り当てられるため、利用者の特定が可能になります。大手企業の場合には、セキュリティを強固にする目的で、固定IPアドレスを選択することが多いのが特長です。

つまり、BtoBマーケティング担当者は、IPアドレスベースでターゲティングを行えば、狙った企業に対して高い精度のマーケティング施策を打てる可能性が高いのです。

 

IPアドレスによるターゲティングのメリット

 

国内のIPアドレスは、一般財団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)と呼ばれる組織が管理し、都道府県ごと、さらに市区町村に割り振っているため、地域情報を取得できます。さらに、企業は固定IPを用いることが多いので、「企業」「地域」をベースにターゲティングが可能になり、特に、BtoBマーケティングにおいては有力な情報を得られることがメリットです。

BtoBマーケティングにおいては、ターゲットを絞り込まなければ、効率的な働きかけはできません。そのため、ターゲティングが可能になるIPアドレスは役に立ちます。メディックスでも、ADMATRIX DSPを使用し、IPアドレスをもとにして、国内の企業、業種によるターゲティングを行うことで、効果的な広告運用を実施しています。

 

Cookie によるターゲティング

 

ターゲティングといえば、Cookieをイメージする人も多いのではないでしょうか。しかし近年、AppleのブラウザSafariにおいて、3rd Party Cookieを制限するITPがどんどん厳しくなり、Googleも同じように自社ブラウザChromeにおいて、3rd Party Cookieの廃止を目指しています。

世界的に個人情報の取り扱いが厳しくなっていくことを考えると、Cookieを前提にしたマーケティングは、今後どんどん難しくなっていくと考えられます。

Cookieの代替案としては、近年CNAMEを使用するトラッキング方法などが考えられ、一部MAや広告効果測定ツールなどでは、3rd Party Cookieに代わり、CNAMEでトラッキング対応を行っているところもあります。

しかし、個人情報保護の流れのなかでは、こういった代替案も今後、制限がかかる可能性も十分あり得ます。マーケターは常に動向を注視しておく必要があるでしょう。

 

IPアドレスターゲティングを用いたBtoBマーケティング活用例

 

それでは、IPアドレスをターゲティングデータとして用いて、BtoBマーケティングに活用する具体的な方法を紹介します。

 

Googleアナリティクスで、訪問ユーザの地域を特定

 

Googleアナリティクスでは、IPアドレスの情報をもとに、自社サイトに訪問するユーザの地域(都道府県や国)を特定することが可能です。Googleアナリティクスヘルプによると、IPから導きだされた地域情報は様々な理由で100%正確ではない。とされていますが、マーケティングの参考とするには十分です。

例えば、特定の地域を対象にBtoBビジネスを実施している場合は、ターゲットとしているエリアに正しくリーチしているか?を見極める重要な情報になります。想定よりも対象地域からのアクセスが少なければ、広告配信の比重を見直し、強化するなど、検討して活用することが可能です。

 

MAにおけるIP解析

 

MAでIP解析を実施することも可能です。例えば、Marketoでは、「Marketo ABM」といったIPアドレスをもとに、ABMを実施していくための機能の提供が開始されています。ABMとは、Account Based Marketing(アカウントベースドマーケティング)のことで、自社にとって重要顧客となり得る企業(アカウント)をターゲットとしてアプローチするBtoBの手法です。

同様にPardotでも、「MAPlus アクティビティコネクター for Pardot」といったABMを実施するための外部提供サービスがあります。よりBtoBに即したマーケティング、ABMを実施していく上では、こういった新機能や、外部提供サービスなどにも注目するのがおすすめです。

ABMについて、詳しくは、「アカウントベースドマーケティング(ABM)基礎!取り組むべき企業と具体的ステップ」をご覧ください。

 

まとめ

 

IPアドレスを活用し、地域や企業を特定すれば、効率的かつ効果的なBtoBマーケティングを実施できます。本記事でもふれたように、Cookieの取り扱いが厳しくなってきていることを考えると、今後はIPアドレスによるターゲティング手法や、そのほかの代替手法に注目していく必要があるでしょう。

メディックスでは、IPアドレスをもとに、ターゲティングを実施する広告配信なども行っております。これらサービスにご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

Tag: BtoBマーケティング


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メディックスBtoBマーケティング編集部

デジタルマーケティングの基本的な考え方や最新情報、実践的なノウハウを探している、BtoBマーケティング担当者向けに、日々のマーケティング業務のプラスになるお役立ち情報を厳選して発信しています。

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