VOICEメディックスがマーケティング支援した
クライアント様から頂いた声

「困難なGA4 移行も丸ごとおまかせ。マーケティング領域に留まらない事業課題解決に向けた頼れるパートナーです 」

リスクモンスター株式会社 様

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デジタルマーケティングの主戦場は、言うまでもなくWebやSNSです。ところが昨今、GoogleやBingに生成AIが搭載されたり、TwitterがXへと変わってめまぐるしく仕様変更されたりと、予測不能な変化が連続して起こっています。

しかし、マーケティング担当者の役割は、自社の顧客ニーズを把握し、商品やサービスを展開しやすい環境を整えることにあります。専門性が高い上、予告なく変更されることも多いWebやSNSの最新情報を把握し、対応スキルをアップデートし続けるのは容易ではありません。

メディックスはデジタルマーケティングの総合的知識を持つプロフェッショナルとして、そうした企業を伴走支援してきました。本記事では、リスクモンスター株式会社の支援事例を紹介します。

自社でのGA4移行を考えていたが、予想以上の難しさに行き詰まる

リスクモンスター株式会社は、与信管理業界に新風を吹き込んだ企業です。国内最大級となる500万社超の企業データベースと独自の審査ノウハウで、与信管理業務のアウトソーシングというビジネスモデルを確立し、創業5年目の2005年には上場を果たしました。

現在は「新しいスタンダードを提供する」をキーワードに、リスクモンスターグループでは、約14,000超の法人会員に対して主要4事業を展開しているとデジタルマーケティング室 企画チーム主任の埓見真弘氏は説明します。

「1つは、創業以来の中核事業である与信管理です。ASP・クラウドの仕組みを利用した利便性の高いサービスで、会員様の約40%は上場企業およびその関連企業です。2つ目がビジネスポータル事業です。グループウェアは1ユーザーあたり150円(税抜)という価格面でも高評価をいただいています。3つ目が教育事業で、eラーニングや社員研修サービスなどを展開しています。そのほか、BPO事業や海外展開にも力を注いでいます」

最先端のテクノロジーも積極的に取り入れており、2023年7月には国内で初めて※企業情報データベースをChatGPTプラグインで提供開始しました。こうした多種多様なサービス展開を、マーケティング面から支援しているのがメディックスです。
※リスクモンスター独自調査による

「もともとは、ビジネスポータル事業を運営するグループ会社のリスモン・ビジネス・ポータルで支援を受けていました。高い成果を継続して挙げていたことから、(リスモン・ビジネス・ポータルの事例はこちら)当グループの主要事業のマーケティング支援もお願いすることになったのです。現在、Web 広告に関してはほぼ全ておまかせしています」(埓見氏)

日常的にコミュニケーションを図っているため、デジタルマーケティングを取り巻く環境の変化に対しても、メディックスは随時情報提供を実施していました。マーケティング業界を騒がせた、Googleのユニバーサルアナリティクス(以下、「UA」)のサポート終了についても同様です。

「2023年7月1日からUA(無償版)が使えなくなるため、新たなアクセス解析ツールであるGoogle アナリティクス 4(以下、「GA4」)へ移行する必要がありました。自社でなんとかできるのではと当初は考えていたのですが、やってみるとそんな簡単ではなかったです。しかも、グループ会社を含めるとアカウントが片手では足りないくらいあるので、困り果てていました。ちょうどそのとき、メディックスさんから『GA4への移行状況はいかがですか』とお声がけをいただきました。話をしたところ、全ておまかせできるということでしたので、移行作業をお願いしました」(埓見氏)

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BtoB のビジネスモデルに合わせた分析環境をスピーディに実現

 

UAとGA4は同じGoogleのツールなので、簡単に移行できると考えがちですが、UAのデータが自動で引き継がれる仕様ではありません。

「なるべく早くデータ蓄積に着手しないとGA4での分析ができませんし、そもそもサポート終了まで時間の猶予もありません。とにかくスピーディに移行したかったので、柔軟に対応いただけるメディックスさんにおまかせできることがわかって助かりました」(埓見氏)

「柔軟な対応」というのは、単に移行作業をまかせられるだけではありません。ごくシンプルな要件定義で、リスクモンスターのビジネスに合わせて使いやすい状態に整えてくれたと埓見氏は振り返ります。

「残念ながら、それまでのUAもフルに使いこなしていたとはいえません。ましてや、進化したGA4がどのように使えるのか、手探りの状態でした。そのため、メディックスさんに『これからしっかりと使いこなせるようにしたい』という希望と、当社が取り組もうとしているマーケティング戦略の大枠を改めてお伝えしました。それだけでもきっちりと汲み取ってBtoBマーケティングに適した設定にしてくれたのには驚いています。しかも、ほぼ全ておまかせできたので、私たちの業務負荷も全く生じませんでした」(埓見氏)

GA4はUAと使い勝手が違うと戸惑う企業が多い中で、メディックスはUAと同様の使い方ができるようGA4だけではなく、Googleタグマネージャーもカスタマイズ。完全移行後もスムーズにデータ収集・分析ができるようにしました。

「現在では、複数の探索レポートを作成し、レポーティングに活用しています。コンバージョンに至ったリードのリード情報を取得し、基幹データベースと紐づけ、BIツールにて『どのコンバージョンが受注につながっているか』を可視化する取り組みを行っています。」(埓見氏)

 

SaaS・ASP の事業課題に一緒に取り組むパートナーとして期待

 

メディックスがプロジェクトをリードできたのは、400社超の企業を支援してきた経験だけが理由ではありません。埓見氏は「事業に対する理解の深さ」を信頼できる理由として挙げました。

「当社の中核事業である与信管理は、非常にニッチな世界です。そもそも『与信管理とは?』という問いに一言で答えるのも難しく、当社のサービスやソリューションを理解いただくことも簡単ではありません。しかしメディックスさんは、Web広告を運用する際も、その難しさも理解した上で当社のサービスをしっかりと伝えられる提案をしてくれるので非常に心強いです」(埓見氏)

実際、Web広告では大きな成果が出ています。この取材を実施した2024年1月の段階で、広告予算も増額したとのこと。

「与信管理事業における広告の成果は、前年と比較して、コンバージョン数322%、成約件数は427% と大きく成果が上がっています。これらのデータを、GA4を利用して可視化し、広告のPDCAに活かすことができています。」(埓見氏)

オンラインシフトが加速している中で、事業成長にデジタルマーケティングが欠かせないことが社内のコンセンサスになっていると埓見氏は明かします。

「事業会社ごとにマーケティング施策を展開しており、営業やマーケティングのノウハウが共有できていないところがありました。そこを見直して、グループ全体のマーケティングを横串で展開し、シナジーを生み出すため、2022年4月に現在のデジタルマーケティング室を新設しました。経営層に近い組織で、全ての事業や他部署との情報共有や横展開がしやすい体制なこともあり、社内全体にデジタルマーケティングへの意識が高まっています。」(埓見氏)

経営層と密接な部署であることから、デジタルマーケティングの強化を重要な経営戦略と位置づけていることも窺えます。「SaaS・ASPに特化した支援組織を持ち、ビジネスモデルに応じた専門的な支援体制を持つメディックスさんとパートナーシップを結んでいる意義は大きい」と埓見氏は力を込めます。

「GA4やWeb広告の領域に留まらず、今期から『カスタマーサクセス領域におけるテックタッチの取り組み』について支援頂いています。具体的には、既存ユーザー向けのカスタマージャーニーの設計、Web接客ツールの「KARTE」を活用した、オンボーディングからエクスパンションへ引き上げる施策にチャレンジしています。GA4やWeb広告だけではなく、事業全般の課題を解決してくれる頼もしいパートナーとして、これからもご支援いただきたいと思っています」(埓見氏)

 

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