「HubSpotとは、どんなサービス?」
「HubSpotを導入すると、どんなメリットがあるの?」
HubSpotを導入したいと考えている方のなかには、HubSpotの持つ機能や、ほかのマーケティングオートメーション(以下、MA)ツールとの違いが、よく理解できない方もいるでしょう。
本記事では、HubSpotの特長やほかのサービスとの違い、HubSpotを導入するメリットについて解説します。
目次
用語のおさらい
HubSpotの説明に入る前に、関連するマーケティング用語についておさらいをしましょう。
1.インバウンドマーケティング
インバウンドマーケティングとは、顧客に対して価値のあるコンテンツを提供し、サービスや商品に対する興味・信頼感を醸成するマーケティング手法のことです。
ここでいうコンテンツとは、ブログやホワイトペーパー、動画などを指し、これらのコンテンツを検索上位に表示させることや、SNSで拡散してもらうことで顧客に「見つけてもらう」ことを目的としています。
インバウンドマーケティングの詳細については、こちらの記事をご覧ください。
2.CMS
CMSとは、Contents Management Systemの略で「コンテンツ管理システム」と訳されます。
Webサイトのコンテンツに必要な画像やテキスト、デザイン、レイアウトなどをデータベースに保存し、一元管理するシステムです。
CMSの管理画面では、直感的な操作でWebページの内容を更新したり、ページを追加したりすることができます。HTMLやCSSなどの専門知識がないマーケティング担当者も容易に操作できます。
また、アカウントごとにWebページへの権限を設定できるCMSを利用すれば、Webサイト運用を分担することも可能です。
3.MA
MAとは、これまで企業のマーケティング活動において手作業で行っていたことを自動化する仕組み、ツールのことを指します。
具体的には、次のような機能を持っています。
■自社サイトに訪問した顧客の企業情報、担当者名、Webサイト上での行動をログ化、リスト化し、これらの情報を分析・管理できます。
■ユーザの行動(Webページの閲覧や資料のダウンロード)に合わせてメールを自動配信できます。メールの開封なども条件に組み入れることができるので、効果的に段階を踏んだメールの配信が可能です。
■リード(見込み顧客)が資料をダウンロードする、などの条件を設定することでより検討度の高い顧客を選別することができます。そして、それらの顧客の状態に合わせて、営業担当に自動的に連携を行うことができます。
■それぞれのマーケティング施策に対して、CV率、PV数、資料のダウンロード数、セミナー申し込み数といったデータを自動で収集し、可視化することで効果を測定することができます。
4.CRM
CRMとは、Customer Relationship Managementの略で「顧客関係管理」と訳されます。
顧客に合わせた商品やサービスを提供することを目的に、顧客情報や問い合わせ履歴、購買データ、アンケートデータなどの情報を一元管理することができます。
5.SFA
SFAとは、Sales Force Automationの略で、「営業支援システム」と訳されます。
営業活動によって獲得した名刺情報や取引先の情報、営業案件や営業活動の情報を一元管理することができます。
これにより、営業の進捗状況やプロセスなどの営業に関わる情報を可視化、売上予測の精度の向上、営業活動の効率化を実現します。
先のCRMとの違いは、CRMが営業活動の前段階のマーケティング活動や契約締結後の顧客サポートも含まれる一方、SFAは営業活動の可視化、効率化を中心としたシステムになっている点にあります。
HubSpot(ハブスポット)とは何か?
HubSpot(ハブスポット)とは、2005年にアメリカで開発されたインバウンドマーケティングのプラットフォームです。
無料のCRMを中核として、マーケティングやセールス、カスタマーサービスなどを支援する5つの製品で構成されており、必要に応じてアップグレードができるツールとなっています。
低コストでツールを使い始めることができ、マーケティング施策の内容や規模に応じて拡張できるのが特長です。
HubSpot(ハブスポット)、Account Engagement(旧Pardot:パードット)、Marketo(マルケト)の違いは?
HubSpotを導入しようとする際に、近しいサービスとしてAccount Engagement(旧Pardot:パードット)、Marketo(マルケト)が同時に比較されることが多いです。
しかし、それぞれのサービスにどんな特長があるのか?どういった違いがあるのか?わからないという方も多いでしょう。
次の表で、それぞれのサービスの特長をまとめていますので、参考にしてください。
■HubSpotとAccount Engagement(旧Pardot)、Marketoの特長
HubSpot | Account Engagement(旧Pardot) | Marketo | |
こんな企業におすすめ |
インバウンドマーケティングを強化したい企業 |
Salesforceと連携したMAを活用したい企業 |
外部システムとの連携など、自社に合わせたMAのカスタマイズをしたい企業 |
サービスの特長 | ・無料のCRM機能、マーケティング、セールス、カスタマーサービスが統合されている ・直感的に使用できるUIに加え、充実したヘルプページやサポートが提供されている ・無料のCRMから始められ、ニーズに合わせたプランの選択が可能 |
・Salesforceと連携することで、CRMの機能と統合して利用することができる ・リードナーチャリングのためのコミュニケーション設計が直感的に自動化できる ・顧客がドメインをまたいだWebページのアクセスをしてもトラッキングが可能 |
・カスタマイズ性が高く、柔軟なリードナーチャリングの計画を設計できる ・650社超えの外部パートナーエコシステムが構築されており、外部システムと広範に連携することができる |
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HubSpot(ハブスポット)とWordpress(ワードプレス)の違い
HubSpotとWordpress(ワードプレス)はCRMツールという点で一部共通している部分がありますが、それぞれ以下の違いがあります。
HubSpotは、顧客関係管理(CRM)ツールとして設計されています。顧客の情報を収集、管理し、マーケティング、セールス、カスタマーサービスなどのチームと連携する機能を提供します。
一方、Wordpressのメイン機能はウェブサイト構築プラットフォームです。CRM機能は主要な機能ではありませんが、プラグインを使用することでCRM機能を拡張することができます。
また、HubSpotは包括的なマーケティングおよびCRMツールです。CRM機能以外にも、マーケティングオートメーション、セールスパイプライン管理、カスタマーサービスツールなどの機能を提供します。
ワードプレスは、ウェブサイトの作成と管理に特化しています。テーマやプラグインを使用して機能を拡張できますが、マーケティングオートメーション、セールスパイプライン管理などに使うための機能の拡張はできません。
HubSpot(ハブスポット)が提供する無料のCRMと5つの製品(Hub)
HubSpotは、無料のCRMと5つのHubと呼ばれる製品を提供しており、それぞれ次のような機能を持っています。
1.HubSpot CRM(無料)
HubSpot CRMはその名のとおり、CRM機能を持つツールですが、無料で提供されています。
顧客のWebサイト訪問やフォーム送信、メールの開封といった履歴情報、氏名、会社名や部署、メールアドレスといった見込み顧客(リード)の詳細な情報、取引の内容、商談のステータスといった進捗情報を蓄積・管理することができます。
2.Marketing Hub
リードを獲得するためのコンテンツが作成できるツールです。
リードの情報を管理して、1人ひとりに合わせたコンテンツやCTAを表示したり、特定のリードに対してメールを配信したりする機能を持っているため、マーケティング施策を自動で実行することができます。
また、高度な分析機能を活用することで、データに裏付けられたマーケティング活動が可能になります。
主な機能
- リードジェネレーション
- マーケティングオートメーション
- アナリティクス
3.Sales Hub
営業活動の施策を自動化・効率化できるツールです。
顧客属性にあわせて最適化されたメールの自動配信や、効果の見込めるEメールをテンプレート化し、社内で共有するなどの機能を持っています。
主な機能
- 高度なCRM
- ミーティング設定
- 見積もり作成
4.Service Hub
顧客満足度向上を目的としたツールです。
顧客とのチャット、Eメールなどの履歴を蓄積し、CRMと連携することが可能となっています。
重要な顧客対応は“チケット”として優先順位づけを行い、対応漏れを防ぎます。
また、FAQはデータベースとして保存されるため、顧客が参照して自分自身で問題解決の役に立てることもできます。
アンケート機能も実装しているため、顧客のフィードバックなどを受けた商品の改善・提案を行うことも可能です。
主な機能
- チケット
- 顧客フィードバック
- ナレッジベース
5.CMS Hub
特別な知識がなくても、Webページの作成や更新ができるツールです。
あらかじめ用意されているWebサイトのテーマや、管理画面に自動的に表示されるSEO対策のヒントを活用することで、Webサイトの運用を効率化できます。
CMSとして広く利用されているWordPressとの違いについて。CMS Hubは、HubSpotがサービスを管理しているため、自社でサーバーへのインストールやメンテナンスを行う必要がありません。また、セキュリティ対策やサポート体制も備わっています。これらの点が、WordPressと比較した際の長所といえます。WordPressの場合、インストールやメンテナンス、セキュリティ対策は自社で行う必要があるため、一定の知識が求められます。
主な機能
- ドラッグ&ドロップエディター
- SEO推奨(アドバイス)
- ウェブサイトテーマ
6.Operations Hub
HubSpotとほかのアプリを連携して、データを同期させることができるツールです。
同期した顧客データの表記揺れを調整するなど、データ整理を自動で行う機能があるので、データ管理を効率化できます。
さらに、HubSpotと連携しているアプリも含めてワークフローを作成し、作業を自動化することもできます。社内の業務プロセスをOperations Hubで自動化することで、業務効率化につながります。
主な機能
- データ同期
- プログラマブルオートメーション
- データ品質管理オートメーション
HubSpot(ハブスポット)の利用料金について
これまでお伝えしたとおり、HubSpotは無料のCRM機能と5つの有料の機能によって構成されています。
そのため、自社が行いたいマーケティング施策に合わせてツールを組み合わせることができ、その内容によって金額が変動します。
例えば、無料のHubSpot CRMに加えて本格的なWebサイト構築などを行いたい場合は、Professionalプランを採用することで、月額の利用料金が9万6,000円となります。
HubSpot(ハブスポット)の導入をおすすめしたい3タイプの企業
インバウンドマーケティングを支援するサービスのなかでも、とりわけHubSpotの導入をおすすめしたい企業には3つのタイプがあります。
下記で詳しく説明します。
タイプ1.ツールの導入費用を抑えたい企業
無料のCRM機能に加えて安価なStarter機能も用意されているため、手軽に始めることが可能となっています。
そのため、現在似たようなシステムを使っている企業でも、HubSpotへリプレイスすることで、マーケティングのコスト削減ができるかもしれません。
タイプ2.CRM・SFA・MAツールをこれから導入したい企業
CRM・SFA・MAツールを現在導入していない場合は、顧客情報や営業情報の管理をアナログで行わねばならず、その分、負担がかかったり、管理の抜け漏れが発生したりするおそれがあるでしょう。
しかし、HubSpotであれば、これらの機能をオールインワンで利用することができ、導入・運用にかかる手間も少なく済むはずです。
インバウンドマーケティングを実践したいが、これらのツールをまだ導入していない場合は、HubSpotがおすすめです。
タイプ3.マーケティング情報を一元管理したい企業
インバウンドマーケティングを支援するサービスは数多くありますが、バラバラのサービスを利用している場合は、情報が散らばってしまい、管理するための手間やコストがかかってしまいます。
HubSpotであれば、同じサービスの中で情報を一元的に管理することができるので、効率良いマーケティングの運用が可能になります。
タイプ4.コンテンツマーケティングに力を入れていきたい企業
HubSpotは、使いやすいインターフェースでSEO対策やモバイル最適化機能を提供しているため、コンテンツマーケティングを簡単に行うことができます。担当者はブログの投稿や管理を簡単に行うことができ、さらに必要な分析機能も提供されているため、PDCAサイクルを迅速かつ正確に回すことができます
具体的には、HubSpotでは以下のことができます。
・ブログの投稿を簡単に作成、管理する
・コンテンツのSEO対策を行う
・コンテンツをモバイル端末に最適化する
・コンテンツのアクセス解析を行う
・PDCAサイクルを回す
HubSpot(ハブスポット)を導入する前に確認しておきたいこと
ここからは、HubSpotの導入前に確認しておくべきポイントについて紹介します。
1.導入の目的と自社に必要な機能は何か
HubSpotを導入すること、そのものが目的とならないよう、導入の目的を明確にしておくことが重要です。自社の課題を分析してゴールを設定したら、必要な機能を事前に洗い出しておきましょう。HubSpotは、必要な機能だけを選択して導入することができるので、コストを抑えた運用が可能です。
2.担当者が直感的に操作できるか
便利な機能が搭載されているツールも、現場で使う担当者が操作できなければ、活用できません。HubSpotは、製品ごとに無料のデモを提供しているので、担当者に実際に操作してもらい、意見を聞いておくことをおすすめします。
3.十分なサポート体制があるか
操作性に優れたツールでも、実際に運用していく中では様々な疑問点が出てくるものです。疑問やトラブルが発生した場合に備えて、サポート体制が充実しているツールを選びましょう。HubSpotには、コミュニティやメール、チャットなど、課題解決のためのサポート体制が用意されています。
ただし、HubSpotにサポートしてもらえるのは、機能面の相談のみです。HubSpotを活用して、どのように施策を進めていくか?といったマーケティング戦略の設計・改善に関しては、相談できる代理店を見つけておくと安心です。
HubSpotを代理店から導入するメリットとデメリット、代理店の選び方については、後ほど詳しく紹介します。
4.定期的なアップデートがされているか
近年、BtoBマーケティングを取り巻く環境は短期間で急激に変化しています。こうした変化に対応して、ツールもアップデートしていく必要があります。また、セキュリティの観点からも、ツールが定期的にアップデートされているかどうかは重要です。
HubSpotは、ユーザビリティ向上とセキュリティ強化の両面でアップデートが行われています。HubSpot側でアップデートを行うため、自社でアップデートの作業は必要なく、常に最新のツールを利用できます。
HubSpot(ハブスポット)の使い方
HubSpotの使い方は、大きく3つに分けることができます。
1.目標設定と戦略(シナリオ)立案
2.HubSpotの設定
3.検証・改善
次で詳しく説明していきます。
1.目標設定と戦略(シナリオ)立案
MAを導入したいと思っている背景には、課題(目標)があるはずです。
その課題から逆算して、マーケティングの戦略を練る必要があります。
具体的にはまず、既存コンテンツの棚卸し、新規コンテンツの制作やWeb広告の運用計画などを行います。
その上で、コンテンツごとに「どこの」「誰に」「どんなコンテンツを」「どのタイミングで」「どのように届ける」「読後にどんな行動や態度変容を起こして欲しいのか」といった、役割を持たせます。
戦略を正しく練らないと失敗していまいますので、慎重に行う必要があります。
2.HubSpotの設定
先に検討した戦略に基づいて、HubSpotの設定を行います。
具体的には、ツールの初期設定やワークフローの設計・実装、ワークフローの稼働に必要となるEメールやフォーム作成などがそれにあたります。
3.検証・改善
HubSpotのデータを検証し、目標数値達成に向けて改善をしていきます。
Web広告の予算配分を調整したり、コンテンツの見直しやブラッシュアップを定期的に行うようにしましょう。
HubSpot(ハブスポット)の使い方・活用例
HubSpotを活用したマーケティング戦略の具体的な使い方・活用方法について解説します。
1.オムニチャネルマーケティングの統合
HubSpotは、ウェブサイト、ブログ、ソーシャルメディア、メールマーケティング、広告など、さまざまなチャネルを統合してマーケティング活動をサポートします。具体的には、以下のような活用方法があります。
・ウェブサイトとの連携
HubSpotのCMS機能を使って、ウェブサイト上のコンテンツを管理し、トラフィックの分析やパーソナライズされたコンテンツ配信を行います。
・ソーシャルメディア管理
HubSpotのソーシャルメディアツールを活用して、ソーシャルメディアキャンペーンを計画し、その効果を分析します。
・メールマーケティングの最適化
メールテンプレート、セグメンテーション、自動化ワークフローなどを活用して、ターゲットに対して効果的なメールマーケティングを実現します。
2.メールマーケティングの最適化とパーソナライゼーション
HubSpotでは、メールマーケティング活動の最適化とパーソナライズを支援する機能があります。以下はその機能を使った具体的な活用方法です。
・セグメントの作成
リードや顧客を特定の属性や行動に基づいてセグメントすることができます。
・自動化ワークフローの活用
ユーザーの行動や特定のトリガーに基づいて、自動的にメールを送信したり、フォローアップアクションを実行したりすることができます。
・パーソナライゼーションの実現
メール内のコンテンツや送信タイミングを個別にカスタマイズできるので、ターゲット個々の事情に合わせた内容・時間で配信することができます。
3.レポートとデータ分析による改善案出し
HubSpotは、データの収集と分析の機能も備えていて、マーケティング活動の改善と効果の把握ができます。以下は具体的な活用方法です。
・レポートとダッシュボードの作成
ウェブサイトのトラフィック、コンバージョン率、メールキャンペーンの成果などのデータを可視化し、簡単に分析できます。
・リードスコアリングと分析
リードの行動データや属性情報を活用して、リードの資格や興味度にスコア付けします。スコア付けにより「どのリードを優先的にセールスに渡すべきか」がわかりやすくなります。
・A/Bテストの実施
メールの件名やコンテンツ、ランディングページのデザインなどをテストし、最適なオプションを特定します。
HubSpotを活用することで、マーケティング戦略のパフォーマンスを向上させ、ターゲットオーディエンスとの効果的な関係を構築することができるようになるでしょう。
HubSpot(ハブスポット)を代理店から導入するメリットとデメリット
上記では、HubSpotの使い方について説明してきました。
しかし、ノウハウやリソースを割くことが難しい場合もあるでしょう。
そのような時は、代理店を入れることをおすすめします。
下記では、HubSpotを代理店から導入するメリット・デメリットを紹介します。
メリット
HubSpotを代理店から導入するメリットには、大きく2つあります。
1.戦略(シナリオ)設計や、検証・改善の提案が受けられる
2.導入方法や利用方法など、不明な点についてサポートを受けることができる
最も大きなメリットはMA戦略の設計や、検証・改善の提案が受けられることにあります。
HubSpotを導入し目標を達成するには、適切な戦略の設計が必要です。
また、戦略どおりに実行した各施策の検証や改善も正しく行わなければなりません。
これら一連のPDCA業務に関して、豊富な経験から提案を受けることは最短で成功するためには欠かせません。
またHubSpotは、もともと使いやすいUIとなっていますが、それでも使い方に困ることもあるでしょう。
そのような時にも代理店は心強いパートナーになってくれます。
このようにHubSpotを代理店から導入するメリットは大きいのです。
デメリット
一方で代理店を利用する場合は、自社のビジネス内容や事業環境を代理店に把握してもらう必要があります。
それに必要なコミュニケーションに時間がかかってしまうことがデメリットになりえます。
そのため、HubSpotを導入してすぐに戦略設計や設定に取り掛かることは困難です。
しかしこの問題は、支援実績が豊富な代理店から導入することで、ある程度は解消されるでしょう。
HubSpot(ハブスポット)を導入するにあたって代理店の選び方
HubSpotを導入する際にどのような代理店を選ぶといいのでしょうか。
上記の観点から、後悔しないための代理店の選び方を紹介します。
1.サービス内容(支援対応の領域)
まずは、代理店が支援できる領域を確認しましょう。
マーケティング戦略の立案から、Webサイト制作、ブログ運用、リスティング広告の運用に至るまで幅広い支援が受けられればワンストップで頼ることができます。
代理店のなかにはWeb制作はできるが、戦略立案や運用面を不得意にしている代理店もあります。
幅広く支援してくれる代理店を選ぶと安心です。
2.他社の支援実績
どのような支援実績があるのか確認しましょう。
その際に大事な視点は、支援実績の「数」ではなく「質」です。
浅く広い支援をしている代理店よりも、1社1社に深く支援している代理店の方が、あなたのビジネスを成功に導ける可能性も高くなるはずです。
3.費用
「サービス内容(支援対応の領域)」「他社の支援実績」の条件を満たすことを大前提に、毎月の予算イメージに合う代理店を選定しましょう。
HubSpotを導入したら代理店とは長い付き合いとなります。
そのためには、毎月の費用が無理のない範囲であることが重要です。
HubSpot(ハブスポット)をメディックスから導入する5つの理由
これまで、代理店からHubSpotを導入するメリットとデメリット、代理店の選び方についてお伝えしました。
メディックスでもHubSpotをはじめとしたMAの導入・運用支援をしており、次のような強みがあります。
1.戦略(シナリオ)設計の提案が可能
メディックスは、これまで顧客1社1社に深く入り込み、MAの導入・運用支援をしてきました。
貴社のビジネスに対する理解や事業環境の把握をはじめ、適切なシナリオを提案します。
2.Web広告などの集客施策と組み合わせた活用提案が可能
HubSpotの代理店は制作会社であることが多いですが、メディックスは、BtoBのWeb広告領域に強みを持つデジタルマーケティング支援企業です。
そのため、Web広告を組み合わせた集客施策の提案が可能です。
3.Webサイト、ブログ、メールコンテンツ、LP制作までワンストップで提供可能
メディックスは、MA運用におけるあらゆる業務をワンストップで支援することができるため、各種制作物や施策の内容に一貫性を持たせることが可能です。
戦略フェーズによって必要となるコンテンツは異なりますが、コンテンツごとに委託先が異なると「施策に一貫性が保たれない」「委託先とのコミュニケーションに時間がかかってしまう」といった心配があります。
4.ITリテラシーの高いテクニカルライターによるコンテンツ制作
メディックスは、ITリテラシーが高く、経験豊富なライターを抱えています。
それにより、深い情報を届けることができるため、SEO(検索エンジン最適化)にも強いコンテンツを制作できます。
5.BtoBビジネスへの理解と、BtoBデジタルマーケティング支援の実績がある
BtoBのマーケティング成功には、BtoCなどの領域とは全く違ったノウハウが必要です。
メディックスは、BtoB分野のデジタルマーケティング領域において、これまで400社以上の取引実績があり、実案件を通した20年以上の経験とノウハウを組織的に持っている企業です。
まとめ
ここでは、HubSpotの機能や特長、導入するメリットや代理店の選び方などについて紹介しました。
本記事を参考に、HubSpot導入を検討いただけましたら幸いです。
もし、HubSpotの導入についてご興味がありましたら、メディックスにお気軽にご相談ください。
BtoB領域に特化したデジタルマーケティングのプロフェッショナル集団として、貴社をサポートいたします。