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事例から学ぶ:BtoBにおけるリード獲得率を上げる3つの改善ポイント

Dec 25, 2019 11:44:27 AM

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BtoBマーケティングにおいては良質なリード、すなわち購入の可能性が高いリードを多く獲得し、育成していくことが重要です。では、すでにマーケティング施策を行っているにも関わらずリード獲得がうまくいかない場合、どのように改善していけば良いのでしょうか。


本記事では、実際の事例を元に、リード獲得率を上げる方法について紹介します。

 

目次

 

マーケティングにおける「リード獲得」とは?

 

リードとは、将来的に自社の製品やサービスを購入する可能性がある「見込み客」のことを意味するマーケティング用語です。「展示会で名刺交換をした方」「Webサイトで製品資料をダウンロードした方」「匿名の潜在顧客」、これらはすべてリードです。このように、一口にリードと言っても、その定義は様々です。そこで、マーケティングプロセスの段階に応じて、リードを分類し、適切な施策を行うことが重要になります。

具体的には、次の3つの段階に分けられます。

 

1.リードジェネレーション(見込み客の獲得)

展示会やセミナー、Web広告、コンテンツマーケティング、ダウンロード資料など、見込み客を集めるための施策全般を指します。
※リードジェネレーションの詳細は、こちらで解説しています。

 

2.リードナーチャリング(見込み客の育成)

リードのニーズに応じて情報を提供し、より購入可能性の高い見込み客へと育成するプロセスです。企業のブログやSNS、メールマーケティングなどの手法が用いられます。
※リードナーチャリングの詳細は、こちらで解説しています。

 

3.リードクオリフィケーション(見込み客の選別)

獲得・育成したリードのデータベースから、購入の可能性が高い「リードを絞り込む」ことです。
※リードクオリフィケーションの詳細は、こちらで解説しています。

 

BtoBの広告配信で、リード獲得率を上げる3つの改善ポイント

 

前段で紹介したとおり、リードの獲得は、成約に至るまでのプロセスの第一歩であり、マーケティングにおいて非常に重要です。

 

リードを獲得する施策は様々ですが、低単価からすぐに始められるという理由から、多くの企業がWeb広告を実施しています。しかし、Web広告を配信し、一定数の流入が得られているものの、思うようにリードを獲得できないとお悩みの方も少なくありません。

 

そこで、メディックスで実際に運用した案件から、BtoBのWeb広告でリード獲得率を上げるための3つポイントを紹介します。

 

1.CTAの改善

CTAとは「Call To Action」の略で、Webサイトを訪問したユーザを何らかのアクションに誘導することを指します。お問い合わせや資料請求などのボタンがCTAに当たりますが、一口にCTAと言ってもアクションのハードルはユーザの状況に応じて様々です。

 

例えば、購買意欲が高い層にとっては有効な「お問い合わせ」や「個別相談会申し込み」といったCTAも、Webサイトへ初めて訪問したユーザにとってはアクションのハードルが高く感じるでしょう。このような情報収集段階のユーザ向けには、「ホワイトペーパーダウンロード」や「メルマガ会員登録」などアクションのハードルが低いCTAに誘導することで、リード獲得率の向上が期待できます。

 

さらに、ダウンロードページには資料の画像を掲載するなど、得られる情報を具体的に提示すると効果的です。

 

2.入力フォームの最適化

Web広告から入力フォームまでユーザを誘導できても、フォームが使いにくければ離脱の原因となってしまいます。

 

「項目数が多い」「入力しにくい」「ページ遷移時間が長い」など、使いにくい入力フォームになっていないか見直すことが大切です。また、項目の自動入力機能や、フォーム一体型のページを利用するなどの工夫も効果的です。

 

さらに、近年では、BtoBもスマートフォンで情報収集するユーザが約6割という調査結果が出ています。この結果から、スマートフォンでも使いやすい入力フォームの整備も急務といえるでしょう。

入力フォームの最適化(EFO)について、詳しくは、「BtoB企業のEFOは、どうやって進める?2つのポイントと手順を解説」をご覧ください。

 

3.SNS広告の活用

最近ではビジネスにおけるSNS利用も拡大し、BtoBのマーケティング手法として、SNS広告に注目が集まっています。

 

具体的には、SNS広告をリスティング広告と併用することで、リーチできる範囲が広がり、より多くのリード獲得を見込むことができます。実際に、Facebookリード獲得広告を活用し、コンバージョン率を改善した企業の事例も出てきています。

事例詳細はこちら

 

リード獲得後のアプローチを効率的に行うには?

 

ここまでは、「リードナーチャリング」における改善ポイントを紹介しましたが、製品やサービス購入の検討期間が長いBtoBでは、リードを獲得しても即座には成約に至りません。そのため、成約へと導くためには「リードナーチャリング」と「リードクオリフィケーション」も重要になります。

獲得したリードの管理やアプローチには、マーケティングオートメーション(以下、MA)が最適です。MAを活用すれば、「メルマガを開封した」「ホワイトペーパーをダウンロードした」といったリードの行動履歴を取得することができます。さらに、取得した情報を活用すれば、個々のリードに合わせた施策の実行を自動化することも可能です。また、購入の可能性が高いリードを絞り込み、営業担当と共有することで、営業活動の効率化も期待できるでしょう。

 

まとめ

 

この記事では、BtoBの広告配信でリード獲得率を上げるための方法として、3つの改善ポイントを紹介しました。Web広告を配信しているものの、思うようにリードを獲得できないとお悩みの方は、まずは紹介した3つのポイントを見直してみてはいかがでしょうか。

また、リードは獲得して終わりでなく、獲得した後が大事です。リードナーチャリング、リードクオリフィケーションの効率的な展開には、MAの導入が不可欠といえるでしょう。

メディックスは、Web広告配信に関するノウハウを蓄積し、お客様のリード獲得率を引き上げてきた実績があります。また、MAに関しても、導入コンサルティングをはじめ、MAの設計・設定および運用アウトソーシングまで幅広く対応しています。ぜひ、お気軽にご相談ください。

Tag: BtoBマーケティング


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メディックスBtoBマーケティング編集部

デジタルマーケティングの基本的な考え方や最新情報、実践的なノウハウを探している、BtoBマーケティング担当者向けに、日々のマーケティング業務のプラスになるお役立ち情報を厳選して発信しています。

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